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★ハーブ ローズマリーの可能性★

『ローズマリー由来カルノシン酸には細胞死抑制作用がある』

Carnosic acid originated from rosemary can protect neurons from cell death.  

アルツハイマー病などでは神経細胞死が症状の進行を決定的に促進することが知られています。神経細胞死を止めることが症状の進行を抑制することになります。
ローズマリー由来のカルノシン酸にはこの作用がひときわ優れていることを多くの研究者が報告しています。

ローズマリーには多くのポリフェノールが含まれますが、大きく分けて親水性のものと疎水性のものがあり、ロスマリン酸は親水性のポリフェノール、カルノシン酸は疎水性のポリフェノールの代表です。このふたつのポリフェノールの神経細胞死の抑制作用についての実験があります。

 

アメリカのデンバー大学での実験

Aの写真では緑色が神経線維であり、青が核を示しています。コントロールでは青色の核の回りに神経繊維が広がっているのがわかります。小脳顆粒神経細胞に細胞死の刺激(ここでは低カリウム液)を添加すると細胞死が誘導されました。しかしカルノシン酸(CA)を添加すると細胞死は殆どが抑制されることがわかりました。(ラットによる試験)
 

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Taram F, Ignowski E, Duval N, Linseman DA. Neuroprotection Comparison of Rosmarinic Acid and Carnosic Acid in Primary Cultures of Cerebellar Granule Neurons. Molecules. 2018 Nov 13;23(11):2956. doi: 10.3390/molecules23112956. PMID: 30428519; PMCID: PMC6278428.

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​これはスゴイ結果ね!

従って神経変性疾患には疎水性のポリフェノールを濃縮したローズマリーエキスが有効であることがわかります。カルノシン酸を多く含む疎水性のローズマリーエキスがあれば、もしかしたら脳の救世主になる可能性があるかもしれません。

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